12回身体運動科学シンポジウム開催要領

(教育COL「からだとこころ」第5回研究会)

 

全体タイトル:「21世紀を支える科学・技術と身体」

日時 平成17年1月22日(土)

場所 東京大学駒場キャンパス・数理科学研究科大講義室

主催 東京大学総合文化研究科生命環境科学系・身体運動科学研究室

 

主旨

20世紀的な自然破壊=開発発展という価値観から、自然と人間の共生という21世紀的な価値観への転換にあたって、保全されるべき「自然」の代表でありながら実は見落とされやすいものとして「人間」そしてその「身体」がある。また、本来身体操作そのものであった技術が高度に発達した結果、社会の脱身体化が進行している。豊かで持続可能な生活を実現するためには、自然環境を保全再生するための科学技術とともに、人間の身体や心のメンテナンスのための科学技術が必要である。本シンポジウムでは、21世紀の科学技術と人間の関係を、身体を仲立ちとして考える。->詳しい主旨

 

プログラム

11:30-13:10 ポスターセッション

13:10-13:20 身体運動科学研究室主任挨拶

13:20-15:20 セッション1−身体運動の科学

25分(20分発表、5分質疑)×4人+20分ディスカッション

●石井直方(生命環境科学系/運動生理学)「身体創造の科学と技術」

●金久博昭(生命環境科学系/運動生理学)「身体メンテナンスの理論と実際」

村越隆之(生命環境科学系/感覚生理学)「身体運動を規定する要因−感覚と情動−」

工藤和俊(生命環境科学系/運動心理学)「ヒトの行為の適応的多様性とその役割」

15:30-18:00 セッション2−科学・技術と身体

30分×4人+30分ディスカッション

●吉川弘之(産業技術総合研究所/元東京大学総長)「(仮)21世紀の産業技術と身体の復権

地球環境の保全と再生そこに暮らす人間およびあらゆる生物の保全は、21世紀の最重要課題であり、そのために応用を視野に入れた新しい基礎研究の創成が求められている21世紀における新しい産業技術の方向と、人間の保全における身体の意義を考える。 

●加藤道夫(広域システム科学系/建築学)「建築と身体感覚」

人間と自然環境との間に介在する人工環境としての住居等の建築物は、材質や立地とそこに住む人やそれを見る人の身体感覚、に視覚と密接に関わっている。視覚と建築の関わりを建築の図的表現法の変容の観点から振り返ることで、21世紀の建築と身体の関係を考える。 

●小林康夫(超域文化科学専攻/表象文化論)「<表現系>としての身体−想像的身体の変容−」

人間にとっての身体とは、単に物理生理的なものではなく、なによりもまず想像的なものである。それ故、人間の行うあらゆる想像はかならず身体と結びついており、身体を欲望しており、身体においておこなわれる。身体は「わたし」の「形」なのである。この想像的な身体が、メディア環境の劇的な変化のもとに大きく変容しつつある。その変容の本質を考えてみる。 

●跡見順子(生命環境科学系/運動生命科学)「生命科学からみた健康と身体」

意欲に満ちた健康な生活は、適度なストレス刺激による身体の細胞の適応的機能向上によっている。細胞活性化のための身体運動の科学的意義を考える。 

18:00-18:30 総合討論


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