11回身体運動科学シンポジウム

いのちとこころをつなぐ

からだネットワーク

ヒューマン・アクティヴィティ・リソースとQOLの向上を目指して

日時 平成151129日(土)12501730

場所 東京大学駒場キャンパス・数理科学研究科大講義室

井の頭線駒場東大前駅下車 入場無料

 

人間は、食べる・飲むなどの生命維持行為、歩く・走る・運ぶなどの移動や、持つ・操るなどの操作、描く・書く・話すなどの文化創造的自己表現行為を媒介として、周囲の環境に働きかけながら日常生活を営んでいる。これらのいわゆる日常生活行為や行動は全て身体の動き、すなわち「運動」である。運動は、環境との相互作用の手段として、特にヒトを含む動物にとっては必要不可欠の生命活動であると同時に、また、自己の心を表現し他者とのコミュニケーションを行うための有力な手段でもある。本シンポジウムでは、生命科学、心理学、身体運動科学、社会学等、種々の角度からhuman activity resourceとしての身体運動を再考し、QOL(quality of life)レベルの高い精神的・身体的・社会的に健康なアクティヴ・ヒューマン・ライフの基盤確立の方策を探る

 

12:50-1:50 ポスター発表

1:50-2:00 身体運動科学研究室主任挨拶

2:00-2:30「運動と脳」大築立志

(大学院生命環境科学系身体運動科学:運動神経科学)

ヒトの生活を構成するさまざまな身体運動=骨格筋活動は、脳・神経系の巧みなコントロールを受けて遂行されると同時に、脳・神経系の知的機能をも向上させる効果があるという最新知見を紹介する。

2:30-3:00「こころとからだ−進化心理学の最近の研究から」長谷川寿一

(大学院生命環境科学系認知行動科学:進化心理学)

チンパンジーと幼児の仲直り行動、自閉症児の他者認知、死亡率の性差、殺人率などに関する研究から、こころとからだの関係を考える。

3:00-3:30「社会の中の身体」山本泰

(大学院国際社会科学専攻:社会学)

社会行動の基礎としての身体やその動きと、舞踊、演劇、テレビ、映画などの身体表現を媒介とする芸術がもつカタルシス効果による社会の安定などについて、身体と社会という観点から考える。

3:30-4:00「細胞運動の原点−運動システム進化の一つの見方−」大森正之

(大学院生命環境科学系基礎生命科学:植物生理学)

生物の生命活動エネルギーを光合成によって産生する植物の葉緑体、およびその進化的起源である藍藻には、実は運動能力がある。細胞の運動とは何かを、運動のためのエネルギー供給系を含めて考える。

4:00-4:30「身体運動の原点‘運動生命科学’の提唱」跡見順子

(大学院生命環境科学系身体運動科学:運動生命科学)

骨格筋や心筋をはじめあらゆる細胞は、適度なストレス刺激によって適応的に機能を向上させる。細胞活性化に不可欠な刺激としての運動の意義を考える。

4:30-5:00「運動による生活習慣病の予防と治療」久保田俊一郎

(大学院生命環境科学系身体運動科学:運動健康科学)

文明の進歩による生活習慣の変化は、便利さと引き換えに身体の劣化をもたらしている。生物としてのヒトの機能を回復維持するための運動の効果を探る。

5:00-5:30 総合討論

 

主催 東京大学総合文化研究科生命環境科学系・身体運動科学研究室

問い合わせ先 03-5454-6867, 6858, 6133, 6134

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