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大学院 総合文化研究科 生命環境科学系 身体運動科学
教養学部(3・4年) 統合自然科学科 スポーツ科学
教養学部(1・2年) スポーツ・身体運動

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授業

概要(1・2年生)

教養学部前期課程において、実技を中心に、講義、基礎生命科学実験(理科二・三類)、理系初年次ゼミナール(2クラス)が開講されております。 1年生必修の実技ではAEDを用いた実習をはじめ、年間で4回の共通基礎実習も行われております。また、実技に際して医療的な配慮が必要な学生に対して、 医師の指導のもとに運動を実施する種目(メディカルケアコース)や、実験を併用して身体運動の仕組みを考えながら運動を行うサイエンスコースといった種目も開講されております。

【教科書】

身体運動・健康科学ベーシックの表紙 『身体運動・健康科学ベーシック』 (身体運動科学研究室編集、東京大学出版会)
ヒトの身体運動や健康に関わる多様な科学知識が分野横断的に盛り込まれております。専門分野を問わず教養として知っておいていただきたい内容となっております。
東京大学教養学部では、1年生の身体運動・健康科学実習(Ⅰ・Ⅱ)の教科書として使用しています。 Sセメスター・Aセメスター最初の講義はこの教科書に沿った内容で行われます。また、共通基礎実習もこの本の内容に沿って行われます。

【共通基礎実習】

実習イメージ図(つもりと実際) 『つもりと実際』
運動が巧みになるにつれて自分の運動意図(“つもり”)と“実際”の結果は一致していきます。「反動動作」と「身体運動の自己組織化」を例に加速度センサ等を用いて、身体運動における巧みさについて学習します。

実習イメージ図(基本動作) 『人間の基本動作』
歩く・立つなどの人間の基本動作を理解するために、筋電図を用いて筋の電気的活動を観察します。また、受講者自身の立位姿勢について、足圧分布や角度計を用いて測定し、 自身の動きを考える機会とします。その他、柔軟性に与えるストレッチの効果、腹筋・背筋の強さなどを測定します。

実習イメージ図(呼吸循環) 『呼吸循環と健康』
運動時の心拍数の変動について計測し、エネルギー需要を身体が把握して調整していることを学びます。各自、腕時計型の心拍計を装着した状態で異なる速度で走り、 各速度における心拍数を計測し、速度と心拍数の対応関係を確認し、理論的背景を学んだ上で、関係性について考察します。

実習イメージ図(救急処置) 『救急処置』
救急処置に関連する実習を行います。心肺蘇生法、AED(自動体外式除細動器)の取り扱い、RICE処置等について学習します。また、アルコールパッチテストを行い、各自のアルコールへの耐性について考える機会としております。

【基礎生命科学実験】

実験イメージ図 『骨格筋の力学的性質』
ヒトの骨格筋(当実験では肘関節の屈筋群)の力学的特性(筋張力と長さおよび収縮速度との関係)について、腕エルゴメータを用いて調べます。 得られたデータについて、筋形態、熱やエネルギーの観点を踏まえて考察を行います。
(この実験は理科二・三類生を対象とした基礎生命科学実験の1回として行われます。)

概要(3・4年生)

教養学部統合自然科学科スポーツ科学コースとして、講義を中心に、実技や実験実習等の授業が開講されております。講義は、前期課程のものと比較し、 直接研究に繋がるより専門的な内容で進められることが特徴です。実技は駒場・本郷の両キャンパスでそれぞれ開講されており、教養学部以外の学生も多く、 運動の機会が減少する専門課程の学生が運動できる貴重な機会ともなっております。 運動を仲間と楽しみたいといった受講生が特に多い授業です。

身体運動科学アドバンストの表紙 『身体運動科学アドバンスト』 (身体運動科学研究室編集、杏林書院)
当グループの教員が、自身の専門分野について概説したものです。『身体運動・健康科学ベーシック』よりも専門的な内容となっております。この一冊で、当グループの研究の全容が見えるものとなっております。身体運動科学研究に関心のある3~4年生や大学院生には是非読んでいただきたい一冊です。

【教科書・参考書籍一覧】

  • 身体運動・健康科学ベーシック(東京大学身体運動科学研究室編、東京大学出版会)
  • 身体運動科学アドバンスト(東京大学身体運動科学研究室編、杏林書院)
  • スポーツ動作の科学(深代千之ら著、東京大学出版会)
  • <知的>スポーツのすすめ(深代千之著、東京大学出版会)
  • バイオメカニクス-人体運動の力学と制御 原著第4版(Winter著、長野明紀・吉岡伸輔訳、ラウンドフラット)
  • 歩行のニューロリハビリテーション ―歩行の再獲得をめざした理論と臨床―(中澤公孝著、杏林書院)
  • Principles of Neural Science (Kandel et al., McGraw-Hill)
  • 知の生態学的転回1 身体:環境とのエンカウンター(佐々木正人著、東京大学出版会)
  • デクステリティ:巧みさとその発達(ベルンシュタイン著、工藤和俊訳、佐々木正人監訳、金子書房)
  • スポーツ心理学入門(Matt Jarvis著、工藤和俊・平田智秋訳、新曜社)
  • 新版 乳酸を活かしたスポーツトレーニング(八田秀雄著、講談社)
  • 乳酸をどう活かすかⅡ(八田秀雄著、杏林書院)
  • 乳酸「運動」「疲労」「健康」との関係は?(八田秀雄著、講談社)
  • 乳酸を使いこなすランニング(八田秀雄著、大修館書店)
  • エネルギー代謝を活かしたスポーツトレーニング(八田秀雄著、講談社)
  • 乳酸サイエンス―エネルギー代謝と運動生理学(八田秀雄著、市村出版)
  • スポーツ栄養学: 科学の基礎から「なぜ?」にこたえる(寺田新著、東京大学出版会)
  • スポーツ指導者のためのスポーツ医学(小出清一ら編集、南江堂)

概要(大学院)

修士・博士課程共に研究を核とした教育が展開されます。授業も講義形式は少なく、実際の実験結果や先行研究についての討議が主となります。 日々の勉強、研究活動の成果が試される場となります。